フレミングフープ（2021年生、母シーズアタイガー）

フレミングフープ（2021年1月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「火の輪」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時20歳）と交配したシーズアタイガーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年の新潟牝馬ステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって2億2,000万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

11月5日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のメイクデビュー京都（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したラブディーヴァに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月2日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

3歳（2024年）

6月9日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るブリックワークを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

6月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラスの木屋町特別（京都芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月17日、中7週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの御在所特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のアクアヴァーナルに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月15日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

4歳（2025年）

1月19日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの西尾特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月30日、中9週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの四国新聞杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

8月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、A.A.バデル騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた10戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2005メモリアルディープインパクトカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブルーマエストロをクビ差振り切って3勝目をマークした。

10月19日、中4週で迎えた11戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの新潟牝馬ステークス（新潟芝2200m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったカネラフィーナにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月16日、中3週で迎えた12戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクリニクラウンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。