トウケイクロス（1999年生、母ミヤママーガレット）

トウケイクロス（1999年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時13歳）と交配したミヤママーガレットが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中原牧場。戦績は、中央平地29戦2勝2着3回、中央障害3戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中原牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、木村信彦によって1,575万円で落札された。

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

10月7日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

3歳（2002年）

4月21日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったメイショウカザハヤにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したコシズエッグにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアズマビヨンドに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

7月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

11月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で太宰啓介騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2003年）

1月6日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で太宰啓介騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で太宰啓介騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月9日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で太宰啓介騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた15戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでなんとか走り抜いたが、勝ったロングターゲットに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

4月13日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐久間寛志騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルクショットガンを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で佐久間寛志騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月2日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で佐久間寛志騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で佐久間寛志騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

12月21日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の多治見特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5歳（2004年）

1月12日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた24戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

6月3日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、円山川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた26戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた28戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた29戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月16日、中4週で迎えた30戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐久間寛志騎手（7戦1勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

12月12日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた33戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。