ドクターエチュード（1992年生、母ドクターノーブル）

ドクターエチュード（1992年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミナラ（当時8歳）と交配したドクターノーブルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は須崎光治。戦績は、中央平地37戦2勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

9月10日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は518kg。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3歳（1995年）

7月8日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したキョウワゴッドに3/4馬身届かず2着となった。

7月23日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったマキハタスペシャルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウワコマンドーを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月17日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた9戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、師走特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（1996年）

1月14日、中3週で迎えた13戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のダイワサンプラスを半馬身振り切って2勝目を手にした。

1月28日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で玉井智光騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で玉井智光騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月4日、中6週で迎えた17戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は玉井智光騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月8日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は玉井智光騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5歳（1997年）

1月12日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で玉井智光騎手（7戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

2月16日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で玉井智光騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4月27日、中5週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は玉井智光騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（10戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で玉井智光騎手（11戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月7日、連闘で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で玉井智光騎手（12戦1勝）。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

10月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で玉井智光騎手（13戦1勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で玉井智光騎手（14戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で玉井智光騎手（15戦1勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は青木芳之騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6歳（1998年）

1月6日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は玉井智光騎手（16戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

2月7日、中4週で迎えた38戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（17戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。