バリュアットリスク（2002年生、母ディスコホール）

バリュアットリスク（2002年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「想定最大損失額。リスクをとって利益を狙う」。毛色は鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時7歳）と交配したディスコホールが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦1勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

10歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、桜井牧場によって325.5万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

2月13日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

4月17日、中8週で迎えた2戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のイズミバードを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月25日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ファビィホイップ特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

10月16日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

12月1日、中6週で迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、マルチサドル特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

4歳（2006年）

2月4日、中8週で迎えた7戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

4月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。17頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

6月24日、中7週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

8月19日、中7週で迎えた10戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月21日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ファビィビット特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた12戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた14戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

5歳（2007年）

2月11日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。