ヤクモマーキュリー（1997年生、母ヤクモアサカゼ）

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

2月27日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

3月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のドラゴンキングに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月15日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月13日、中1週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた7戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

8月13日、中6週で迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月24日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマチカネツキガタにアタマ差届かず2着となった。

4歳（2001年）

7月28日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は河内洋騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

8月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

9月29日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた17戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

11月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月25日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。