ボタニカルアート（2005年生、母Cloudy Skies）

ボタニカルアート（2005年10月2日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「植物画」。毛色は鹿毛。種牡馬のRedoute's Choice（当時9歳）と交配したCloudy Skiesが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回、中央障害3戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の久留米特別(500万下)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額4,400万円（11万×400口）で一口馬主が募集された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

6月21日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るレオパンドラを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月21日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月28日、中7週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

4歳（2009年）

5月2日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の米山特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のサロベツ特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

10月31日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5歳（2010年）

6月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

9月11日、中8週で迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6歳（2011年）

3月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の球磨特別（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったウインドミネーターに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3月20日、中1週で迎えた19戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のヤマニンフリスキーを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月4日、中8週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の直江津特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

8月14日、中9週で迎えた22戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた23戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のチャーミーハヅキに4馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7歳（2012年）

1月9日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月3日、中7週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月21日、中6週で迎えた26戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。競走中止となった。