イリゼリヴァージュ（2020年生、母グレイスフルアート）

イリゼリヴァージュ（2020年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「虹色の(仏)+海岸(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のベストウォーリア（当時10歳）と交配したグレイスフルアートが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は赤石牧場。主な勝ち鞍は2024年の一般C2 12。

経歴

デビュー前

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

4月29日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

6月24日、中7週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた3戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヴェイヤーズに交わされて1馬身差の2着となった。

8月19日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラヴァドームに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のSMG祝25周年特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡遼太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ニクソンテソーロにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月8日、中4週で迎えた6戦目は、一般C3 19（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡遼太郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた7戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、第二回ぐえー特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、グランリージェントにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3 17（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、バトーボヌールにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月3日、中3週で迎えた9戦目は、C3-16（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡遼太郎騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

4歳（2024年）

1月1日、中1週で迎えた11戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡遼太郎騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡遼太郎騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた13戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡遼太郎騎手（9戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ブロムベーレに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岡遼太郎騎手（10戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

3月5日、中1週で迎えた15戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で岡遼太郎騎手（11戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

3月20日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で岡遼太郎騎手（12戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた17戦目は、ヒスイカズラ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で岡遼太郎騎手（13戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサムシンググレートを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月11日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で岡遼太郎騎手（14戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた19戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、一般C2 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハッピーアローに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。