モンレーブ（1994年生、母ユアーグレース）

モンレーブ（1994年2月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時10歳）と交配したユアーグレースが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地32戦4勝2着3回。2000年の新潟記念(ハンデG3)で2着に入った他、1999年のカブトヤマ記念(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

10月5日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

11月16日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

12月21日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3歳（1997年）

1月15日、中3週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月22日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

7月19日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファッシネイトに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月23日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるミニヨントウショウを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、伸びてきたエクセレトシャトー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（1998年）

5月23日、約8か月の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

6月21日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（4戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサントラップをクビ差振り切って制した。

8月22日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（5戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサイレントレガシーを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

9月12日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の初風特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大西直宏騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（1999年）

2月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大西直宏騎手（7戦3勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の春光賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大西直宏騎手（8戦3勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の房総特別（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で大西直宏騎手（9戦3勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で大西直宏騎手（10戦3勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5月9日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大西直宏騎手（11戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るブランドキャリーを鬼脚で半馬身差し切って優勝

6月19日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で大西直宏騎手（12戦4勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月17日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で大西直宏騎手（13戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた22戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で大西直宏騎手（14戦4勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で大西直宏騎手（15戦4勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月3日、中2週で迎えた24戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月24日、中2週で迎えた25戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月21日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は大西直宏騎手（16戦4勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

6歳（2000年）

6月19日、約7か月の休養明けで迎えた27戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた28戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた29戦目は、吾妻小富士オープン（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（17戦4勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下のNST賞（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（18戦4勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた31戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（中山芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったダイワテキサスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月16日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 雨/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。