チーフザムーン（2009年生、母ムーンザドリーム）

チーフザムーン（2009年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時16歳）と交配したムーンザドリームが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方22戦1勝2着7回。主な勝ち鞍は2012年の3歳C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高村牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。8歳のとき、高村牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月29日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

3歳（2012年）

1月5日、中4週で迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた6戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウワリバティーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスターファンタジアに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中2週で迎えた11戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた12戦目は、ほおずき賞（姫路ダート1400m 雨/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は木村健騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マンテンパパにアタマ差交わされて2着となった。

9月13日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた17戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の夕焼けサンセットとく戦（福山ダート1250m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月20日、連闘で迎えた18戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の爽快マイル（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトライチャンスから1馬身半差の2着となった。

11月4日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったロードアークから半馬身差の2着となった。

11月11日、連闘で迎えた20戦目は、3歳（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったユノラングラーからクビ差の2着に甘んじた。

11月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた22戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2013年）

1月2日、中1週で迎えた24戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（福山ダート1250m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

1月12日、中0週で迎えた25戦目は、一般C2一（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた26戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、「本日IPAT全レース発売中!」とく戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2一（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったノールファンデヴーから7馬身差の2着となった。

2月9日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2一（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリノマドンナから8馬身差の2着となった。

2月23日、中1週で迎えた29戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、福山・金沢・兵庫フレンドリー騎手交流第2（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。