グランピアノ（2011年生、母セレクトレディ）

グランピアノ（2011年2月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「大きい（伊）＋ピアノ」。毛色は青毛。種牡馬のキングヘイロー（当時16歳）と交配したセレクトレディが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヤマタケ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の一般C2十一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマタケ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、松田整二によって157.5万円で落札された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月11日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

5月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

12月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた3戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウショウオウガを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2015年）

5月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた4戦目は、一般C2-6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。