ビッキーファースト（2022年生、母ポロンナルワ）

Bicky First

2022.01.21

ビッキーファースト（2022年1月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最初のビスケット」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤマーズ（当時6歳）と交配したポロンナルワが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、TNレーシングによって1億5,950万円で落札された。

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月7日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のカネラフィーナに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3歳（2025年）

1月5日、中9週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

6月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの青島特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月6日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、徳島県ミルクとすだち特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったスティーロポリスにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したベストディシジョンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

10月5日、中1週で迎えた10戦目は、近藤翔月騎手を鞍上に迎えて、ダリア特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシンデレラスマイルに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-5（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上瑛太騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のオークハンプトンを半馬身振り切って1番人気に応えた。