ジャストドゥイング（2012年生、母ストラテジー）

ジャストドゥイング（2012年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「やるしかない」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時12歳）と交配したストラテジーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地22戦4勝2着2回、中央障害3戦0勝。2015年の葵ステークス(オープン)に勝利した他、2014年の芙蓉ステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

6月28日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったブライトエンブレムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルクレイモアに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月28日、中9週で迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロジチャリスを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月24日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

3歳（2015年）

1月31日、中5週で迎えた6戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月11日、中9週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた8戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフィドゥーシアに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月5日、中6週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/重）に出走。17頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月11日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、オパールステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

11月8日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。17頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい17着に終わった。

4歳（2016年）

7月2日、約8か月の休養明けで迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハッシュを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久々の一戦を物にした。

7月17日、中1週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたオウノミチ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月9日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月13日、中4週で迎えた16戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

11月27日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では見せ場を作れず18着に終わった。

5歳（2017年）

1月7日、中5週で迎えた18戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

4月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた20戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

7月16日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

10月29日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 雨/重）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。16着に終わった。

6歳（2018年）

1月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた25戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。