アシャカセルクル（2014年生、母プレトリアン）

アシャカセルクル（2014年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋輪（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時11歳）と交配したプレトリアンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。主な勝ち鞍は2018年の鈴鹿特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉冨学によって540万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月14日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月16日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたピアノイッチョウ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、クインズコーストに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2017年）

1月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4月8日、中9週で迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヘルディンに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月30日、中2週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったハルクンノテソーロにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月12日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のスピーディクールに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

4歳（2018年）

1月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

1月28日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

3月25日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブルームーンに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月13日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下のBSイレブン賞（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隼人騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。