アマミサクセス（1983年生、母エルダービー）

アマミサクセス（1983年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のタカラトウザイ（当時6歳）と交配したエルダービーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は1986年のアラ系4歳以上300万下。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

2月8日、デビュー戦はアラ系4歳未勝利（東京ダート1400m 小雪/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。鞍上は木幡初広騎手。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目立つような脚を使えず3着に敗れた。

3月1日、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1200m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

3月15日、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1800m 雨/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

3月30日、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1700m 曇/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月19日、アラ系4歳以上300万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は関野弘行騎手。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月29日、アラ系4歳以上300万下（新潟芝1600m 外回り晴/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は伊藤正徳騎手。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のウィンブルーに2馬身半の差をつけて勝利を掴んだ。