モアザンワンス（2021年生、母フォーエバーモア）

モアザンワンス（2021年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「一度ならず、何度も。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時16歳）と交配したフォーエバーモアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2023年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月8日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のインペリアルモートに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月25日、中6週で迎えた2戦目は、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

3歳（2024年）

1月28日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のイリディセントに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。