エーピーライ（1992年生、母Lady of the Light）

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

4歳（1996年）

6月9日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のルナセレナータに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月23日、中1週で迎えた2戦目は、キーンランドカップ（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の利尻特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

7月28日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のユーキャンフライを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

5歳（1997年）

5月24日、約10か月の休養明けで迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’97アジアジョッキーズ1（中京芝1200m 雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったスギノマーチソンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月15日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のワコーハヤテに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤシマジャパンに3/4馬身交わされて2着となった。

8月9日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（7戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のポップスに1馬身半の差をつけて制した。

8月24日、中1週で迎えた10戦目は、キーンランドカップ（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（8戦4勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコクトジュリアンをクビ差振り切って勝利をモノにする

10月12日、中6週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（9戦5勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で安田康彦騎手（10戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。