アドマイヤセナ（2003年生、母スプリットザナイト）

アドマイヤセナ（2003年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋音速の貴公子、アイルトン・セナより」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したスプリットザナイトが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地22戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって4,725万円で落札された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月10日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

3歳（2006年）

4月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったカヤドーノアールに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月6日、中2週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコスモノインをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

5月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るガンファイターを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を収める

12月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の幕張特別（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2008年）

6月15日、約18か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

7月20日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたリネンフィールド決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月30日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

7歳（2010年）

1月17日、約14か月の休養明けで迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したワキノパワーにハナ差届かず2着に甘んじた。

2月27日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグローリーシーズにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月21日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたダブルレインボー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月20日、中3週で迎えた16戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた17戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したモーレツを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8歳（2011年）

1月23日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたアイウォントユー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でU.リスポリ騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月13日、約6か月の休養明けで迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラヴェルソナタをクビ差振り切って久しぶりの一戦をモノにした。

9月3日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

12月17日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。