テイエムスナイパー（2004年生、母レインボークイーン）

テイエムスナイパー（2004年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋狙撃者」。毛色は栗毛。種牡馬のボストンハーバー（当時10歳）と交配したレインボークイーンが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）千葉飯田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方14戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千葉飯田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。同年、千葉飯田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、竹園正継によって2,268万円で落札された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月19日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。

3歳（2007年）

4月8日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6月6日、中4週で迎えた7戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（荒尾ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のクリノエルライオンをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメイドンネームに3/4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

7月11日、連闘で迎えた10戦目は、一般C17（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井浩和騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフミノマジカルをクビ差制して断然の支持に応えた。

8月1日、中2週で迎えた11戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井浩和騎手（4戦3勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた12戦目は、一般C13（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井浩和騎手（5戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた13戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、セカンドジェネレーション騎手招待競走（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月30日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、一般C23（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（6戦3勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（2008年）

1月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C28（荒尾ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた16戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C28（荒尾ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノイチモンジに3/4馬身の差をつけて優勝

2月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般C20（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（8戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月16日、中8週で迎えた18戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、一般C19（荒尾ダート1400m 小雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダープグナールから2馬身差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般C20（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた20戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、一般C22（荒尾ダート1400m 雨/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。