ワイドバレンシア（2020年生、母ワキノドライバー）

ワイドバレンシア（2020年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+カクテルの一種」。毛色は芦毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したワキノドライバーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は広田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年の一般C29。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、幅田京子によって814万円で落札された。

辻野泰之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

5月20日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず16着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

2023年8月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月21日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の教養センターで騎手を目指そう!（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた6戦目は、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、一般C25（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、ノワール・メイデン生誕記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、聡一くん28歳お誕生日記念（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた10戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、ぐるる（登録）者1万人やっほー記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた11戦目は、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったマサノキクノスケに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2024年）

1月15日、中3週で迎えた12戦目は、一般C28（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C29（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（7戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキタノレジータを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

2月28日、中3週で迎えた14戦目は、矢作古川特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた15戦目は、花鳥風月台湾（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は木之前葵騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般C13（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

4月23日、中1週で迎えた18戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。