カゲムシャ（2013年生、母マドリガルスコア）

カゲムシャ（2013年2月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「敵を欺くための身代わりとさせる人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコンデュイット（当時8歳）と交配したマドリガルスコアが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。主な勝ち鞍は2017年の一般C2五六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下河辺牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、下河辺牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、内田玄祥によって270万円で落札された。

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

9月27日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

12月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3歳（2016年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

4月16日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。17頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月15日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嘉藤貴行騎手（5戦0勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月5日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

4歳（2017年）

3月16日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた9戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般C2八九（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月17日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた12戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた13戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したファミリーチャンスにクビ差届かず2着となった。

6月21日、連闘で迎えた14戦目は、京成ホテルミラマーレ盃（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

7月25日、中4週で迎えた15戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2六七（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2五六（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のトイトイトイに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月27日、中2週で迎えた19戦目は、佐原特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小杉亮騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた20戦目は、秋晴特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小杉亮騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた21戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR船橋第2戦（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた22戦目は、冬菊特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は小杉亮騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月5日、中1週で迎えた23戦目は、犬吠埼特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。