アルメールヴェント（2022年生、母コウジンシュリー）

アルメールヴェント（2022年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「光り輝く風(伊)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のレーヴミストラル（当時10歳）と交配したコウジンシュリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は本桐牧場。2024年の初陣賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

河津裕昭厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2024年）

7月4日、デビュー戦は佐野遥久騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は451kg。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のフォギーレーンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月8日、中1週で迎えた3戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの初陣賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に終わった。

8月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳戦の新選特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

11月24日、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのシャイニングドリーム賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.ミシェル騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3歳（2025年）

1月1日、中2週で迎えた7戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の初夢賞川崎デビュー馬限定（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したアーサにクビ差届かず2着となった。

1月8日、連闘で迎えた8戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのニューイヤーカップ（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4月11日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳戦の鶯特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐野遥久騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳M1のダイヤモンドカップ（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐野遥久騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた12戦目は、3歳戦の不如帰特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐野遥久騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月18日、中4週で迎えた13戦目は、加藤雄真騎手を鞍上に迎えて、短夜特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた14戦目は、ネメシス賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐野遥久騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた15戦目は、夏の宵特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は加藤雄真騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた16戦目は、夏紅特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤雄真騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた17戦目は、凌霄花特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤雄真騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた18戦目は、3歳オープンの戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は佐野遥久騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた19戦目は、夜長月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤雄真騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた20戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、レグルス賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた21戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、七竈賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。