スマートグリッド（2007年生、母レインボーファスト）

スマートグリッド（2007年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋グリッド・コンピューティングより」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時8歳）と交配したレインボーファストが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）千葉飯田牧場。戦績は、中央平地16戦3勝、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の高千穂特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千葉飯田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大川徹によって2,415万円で落札された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月14日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/重）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

2月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月6日、中6週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のパンジー賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したチュウワブロッサムを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中4週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月3日、中7週で迎えた8戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金沢犀川賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマグニフィセントを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

9月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセキサンダンスインを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月3日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月11日、中5週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4歳（2011年）

1月15日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦2勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

2月26日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月3日、中4週で迎えた17戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルプリマスをクビ差振り切って制した。

6歳（2013年）

1月6日、約21か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた18戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。