ヒシダブリン（2000年生、母Bebe Auction）

ヒシダブリン（2000年3月18日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アイルランドの首都」。毛色は鹿毛。種牡馬のDanehill Dancer（当時7歳）と交配したBebe Auctionが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地30戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年のあざみ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月3日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、6着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカレンナルージュを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月22日、中4週で迎えた3戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

3歳（2003年）

1月19日、中3週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた5戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた6戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のアマノブレイブリーをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

9月13日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

4歳（2004年）

10月30日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の土湯特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高湯特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

5歳（2005年）

1月22日、中9週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

4月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて7着に沈んだ。

5月8日、中1週で迎えた15戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

6月5日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ビッグオスカーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月16日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた18戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥取特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

6歳（2006年）

1月29日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑前特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた22戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（4戦1勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた25戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。