エーアイキリシマ（2021年生、母メモリアルイヤー）

エーアイキリシマ（2021年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人工知能+郷里霧島より」。毛色は鹿毛。種牡馬のTalismanic（当時8歳）と交配したメモリアルイヤーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原橋本牧場。主な勝ち鞍は2025年の美里ブルーベリー賞(一般C3二三)。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月13日、デビュー戦は城戸義政騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー小倉（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

12月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

3歳（2024年）

2月8日、中5週で迎えた5戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストレイン特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

4月3日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

4月13日、中0週で迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

5月22日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6月5日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた10戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の西治7ハロン（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダイシンバースディに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

6月26日、中2週で迎えた11戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカワイイの閃光走るカレン記念（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、サンプルメリアに交わされて3馬身差の2着となった。

7月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松木大地騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアポロファントム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったワグナーコーヴに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松木大地騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松木大地騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松木大地騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松木大地騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で松木大地騎手（8戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松木大地騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で松木大地騎手（10戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4歳（2025年）

2月24日、中7週で迎えた22戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、ぶっちぎっちゃえ超特急賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた23戦目は、4歳C3（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた24戦目は、おぼろ月賞（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた25戦目は、植月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で保園翔也騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月26日、中4週で迎えた26戦目は、サツキツツジ特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で保園翔也騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた27戦目は、越ヶ谷宿特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で保園翔也騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月25日、中4週で迎えた28戦目は、美里ブルーベリー賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で保園翔也騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクインズカヤノヒメに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月18日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で保園翔也騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた30戦目は、一般C2八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で保園翔也騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた31戦目は、一般C2十十一（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で保園翔也騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。