ヤマノタイザン（1985年生、母ホースメンセレーヌ）

ヤマノタイザン（1985年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時11歳）と交配したホースメンセレーヌが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）えりも太平洋牧場。戦績は、中央平地8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

9月17日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイメモリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳以上400万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったラッキードールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイナスノーキングを豪脚で半馬身差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（1989年）

1月20日、中4週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で武豊騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリワードランキングを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って3勝目を手に入れた。

6月11日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上1400万下の安芸ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で武豊騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。