ウインフランドル（2019年生、母マッテンタルト）

ウインフランドル（2019年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+フランス北東部の地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時13歳）と交配したマッテンタルトが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって748万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月12日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は434kg。17頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では見所を作れず17着に終わった。

3歳（2022年）

1月29日、中6週で迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

3月19日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

4月13日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

4月28日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、3歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

5月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリーディングトーンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったフタミジョウワに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月5日、中2週で迎えた9戦目は、アスチルベ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた10戦目は、登別地獄谷～鬼の棲む地獄～特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本咲希到騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた11戦目は、姥神大神宮渡御祭特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山本咲希到騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた12戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のコスモス賞（川崎ダート900m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた13戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエトワール賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフリフリに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月14日、中4週で迎えた14戦目は、迅雷賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた15戦目は、爆雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は野畑凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るノボインパクトを半馬身差し切って3勝目を手にした。

12月13日、中4週で迎えた16戦目は、冬休みはジュエルミネーション!（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4歳（2023年）

1月1日、中2週で迎えた17戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、五煙草賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた18戦目は、初雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた19戦目は、春の月特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で新原周馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた20戦目は、小林捺花騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

4月3日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた21戦目は、界雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林捺花騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

5月1日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた22戦目は、馬い!甘い!淡路玉ねぎ発売記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は野畑凌騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた23戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のマカロン賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた24戦目は、風神賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は小林捺花騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた25戦目は、稲光賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林捺花騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた26戦目は、雷光賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は新原周馬騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、キタノブルーアレツに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月22日、中3週で迎えた27戦目は、雷鳴賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい最後はノボインパクトと並んで5着同着となった。

9月12日、中2週で迎えた28戦目は、激雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は小林捺花騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、抜け出したマーシグッドラックを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

10月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、秋雷賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は野畑凌騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた30戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、万雷賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた31戦目は、埼玉県養鶏協会長賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた32戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、闘魂賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5歳（2024年）

1月2日、中2週で迎えた33戦目は、中島良美騎手を鞍上に迎えて、独楽回し賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた34戦目は、雷鼓賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島良美騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた35戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は新原周馬騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

3月13日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず最後はシンデレラサマーと並んで5着同着となった。

4月3日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定戦のエクレア賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で新原周馬騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた38戦目は、観光するならさいたま市賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原周馬騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。