カウムディー（2016年生、母チェインブラッド）

カウムディー（2016年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「月光(サンスクリット)。父系より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時9歳）と交配したチェインブラッドが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は本桐牧場。主な勝ち鞍は2020年のさがけいば最終レースは19時台(C1-9)。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月9日、デビュー戦は山田敬士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3歳（2019年）

1月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山田敬士騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

2月23日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

3月3日、連闘で迎えた5戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/重）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた8戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

8月5日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳戦のオニキス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は山田敬士騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた10戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた11戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月24日、中9週で馬体重を前走から32kg増やして迎えた12戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のツキノレガーロに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2020年）

7月4日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテネイシャスパールに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月22日、中6週で迎えた14戦目は、さがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のティアップジャンコに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月24日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は山田敬士騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。