メイショウハブオー（1988年生、母ハヤブサビユーチ）

メイショウハブオー（1988年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時11歳）と交配したハヤブサビユーチが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）法理牧場。戦績は、中央平地25戦4勝2着3回。1992年の京都記念(ハンデG2)で2着に入った他、1992年の大阪城ステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋直厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

7月14日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 小雨/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月11日、中6週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた9戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、最後はトーワマサルと並んで3着同着となった。

3歳（1991年）

1月5日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のワイドダイオウを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

1月12日、連闘で迎えた12戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島良保騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったチアズシンプウに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、中2週で迎えた13戦目は、4歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島良保騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた14戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

10月5日、約7か月の休養明けで迎えた15戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したマチカネウイジンを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた17戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

11月24日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の醍醐特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヤマニンフォックスに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月14日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では豪脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のハードイチヤに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手にした。

4歳（1992年）

1月6日、中2週で迎えた20戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（7戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島良保騎手（8戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデG2の京都記念（京都芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したオースミロッチを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

3月15日、中2週で迎えた23戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた24戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 小雨/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイティボレーを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

11月29日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、トパーズステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。