ネヴァタップアウト（2017年生、母パイクーニャン）

ネヴァタップアウト（2017年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「決してギブアップしない」。毛色は栗毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時12歳）と交配したパイクーニャンが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は隆栄牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月9日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3歳（2020年）

3月31日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、イルミネーターにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のビップテッペンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月28日、中7週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったアキノスマートにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月26日、中3週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4歳（2021年）

2月13日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウグウハヤブサを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

5月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた11戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

10月16日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5歳（2022年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

3月6日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

4月3日、中3週で迎えた15戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

7月31日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月1日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月15日、中1週で迎えた18戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

2022年11月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月15日、中8週で迎えた19戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、青空たまご特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた20戦目は、A2B1 3歳以上特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6歳（2023年）

1月26日、中3週で迎えた21戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、アベリア賞（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月15日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく3着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上B1（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた24戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、デイリースポーツオンライン特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

8月27日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したワールドブルックスを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた27戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、B1 3歳以上特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7歳（2024年）

1月3日、中3週で迎えた28戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、園田迎春スプリント（園田ダート1230m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた30戦目は、アリッサム賞（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた31戦目は、山本屋太三騎手を鞍上に迎えて、早春特別（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月5日、中1週で迎えた32戦目は、奈良県酪農特別（姫路ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本屋太三騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた33戦目は、タンポポ賞（園田ダート820m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山本屋太三騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた34戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、SAKURAダッシュ（園田ダート820m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた35戦目は、春光特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は永井孝典騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。