トーセンツリー（2010年生、母トーセンビレッタ）

トーセンツリー（2010年2月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋樹木」。毛色は芦毛。種牡馬のルールオブロー（当時9歳）と交配したトーセンビレッタが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地15戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月2日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ロバーストナカヤマに交わされて9馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3歳（2013年）

1月19日、中4週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月27日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキネオウィン決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンマルホームにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月15日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のティアップレーヴをクビ差振り切って初白星を挙げた。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の恵山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

11月30日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4歳（2014年）

2月8日、中9週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアーカイブにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルスパーブを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

8月2日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月24日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（10戦2勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の帯広特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したバリスにクビ差届かず2着に惜敗した。