ハニーパイ（2010年生、母チャームカーニバル）

ハニーパイ（2010年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。2012年にNARグランプリ2歳最優秀牝馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時14歳）と交配したチャームカーニバルが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、地方10戦3勝2着2回。2012年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)で3着に入った他、2012年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

9歳のとき、グランド牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ホースナインによって550万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

5月4日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コルチナに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月16日、中1週で迎えた2戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るマミーフェストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月26日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた5戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のホリノケイに1馬身の差をつけて優勝

9月27日、中3週で迎えた6戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、カイカヨソウに交わされて3馬身差の2着となった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のピッチシフターに1馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

11月29日、中4週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月31日、中4週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3歳（2013年）

9月26日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた10戦目は、長月特別（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。