フジマサマックス（2004年生、母ブルーベイブリッジ）

フジマサマックス（2004年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最大」。毛色は栗毛。種牡馬のデヒア（当時13歳）と交配したブルーベイブリッジが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、地方17戦1勝。主な勝ち鞍は2007年のフェイスフルサドル特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、飛野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、飛野牧場から「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、藤原正一によって1,365万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月11日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 雨/良）に出走。馬体重は550kg。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォーミュラーワンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2007年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、5着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったマグマカザンにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

8月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月4日、中6週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた10戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

11月14日、中0週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルサドル特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のソーニャドールに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2008年）

4月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2009年）

2月18日、約10か月の休養明けで馬体重を前走からさらに35kg増やして迎えた13戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、オフト新潟賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた14戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、陽春賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた15戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた16戦目は、北極星賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、緑風賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた18戦目は、WORLD-1賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた19戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた20戦目は、オフト後楽園賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた21戦目は、秋葉原特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場直之騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた22戦目は、柴又特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場直之騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた23戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、お台場特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた24戦目は、錦糸町特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村尚平騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた25戦目は、こうま座特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中村尚平騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

10月2日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、ペガサス賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中村尚平騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

10月23日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた27戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中村尚平騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

11月2日、中0週で迎えた28戦目は、晩秋賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で中村尚平騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。