コバノエクスプレス（1984年生、母オンワードシギ）

コバノエクスプレス（1984年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時17歳）と交配したオンワードシギが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）三澤牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

4月18日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のジーエムプリンセスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月2日、中6週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた5戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4歳（1988年）

2月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

3月12日、連闘で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（6戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトウショウゼウスに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田面木博公騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田面木博公騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、リンドイーグルにハナ差交わされて2着となった。

7月17日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

5歳（1989年）

4月22日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

6月17日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上400万下の恵庭岳特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（11戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。