セイウンザイホウ（2008年生、母フォーエヴァーチェロキー）

セイウンザイホウ（2008年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋財宝のような馬になってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時14歳）と交配したフォーエヴァーチェロキーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方22戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の気分爽快室根高原レース(C1三)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、競優牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月26日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

6月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

6月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したエムファイターにアタマ差届かず2着となった。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の気分爽快室根高原レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトーホククラウンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月11日、連闘で迎えた7戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた8戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のタミヤグランプリ全日本選手権岩手大会1（盛岡ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の奥入瀬エコロードフェスタレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の金ケ崎赤石堤レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の北奥羽ナニャドヤラレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

9月18日、連闘で迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったメリーハートに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月24日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のホッコーレインボーに3馬身の差をつけて制した。

10月1日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のヒラボクキセキに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月7日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったジュテにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月28日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山本聡哉騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山本聡哉騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた23戦目は、前沢温泉舞鶴の湯レース（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で山本聡哉騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は13戦連続で山本聡哉騎手（12戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で山本聡哉騎手（13戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。