ツルミクイン（2001年生、母ラヴロバリー）

ツルミクイン（2001年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王」。毛色は栃栗毛。種牡馬のジェニュイン（当時9歳）と交配したラヴロバリーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方29戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年のキリン生茶シャイニングスターカップ特別(一般B3-2)。

経歴

デビュー前

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月14日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入った。

4月4日、中2週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったグレートストーンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月5日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8月14日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月13日、中3週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた8戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハマナス賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤマコウテイオーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中2週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた9戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

12月7日、中8週で迎えた10戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4歳（2005年）

1月3日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、お年玉特別石川県馬主協会長賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から25kg絞って迎えた12戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、ホワイトマズル賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月25日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた13戦目は、ブラックタキシード賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

6月2日、連闘で迎えた14戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀井洋司騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月21日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、北海道レーシングセンター特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀井洋司騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月27日、中4週で迎えた16戦目は、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で亀井洋司騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた17戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ポラリス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた18戦目は、キリン生茶シャイニングスターカップ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のビオトープに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月23日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月20日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた21戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルビット特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5歳（2006年）

1月15日、中4週で迎えた22戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた23戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

5月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

7月5日、中8週で迎えた25戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、リフレッシュパーク市川特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川進也騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

8月10日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、おいしいネ兵庫の牛乳もう一本特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川進也騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月7日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上B1二（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西川進也騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ペンフレンドに3/4馬身交わされて2着となった。

10月9日、中4週で迎えた29戦目は、フリーマーケット開催記念特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西川進也騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた30戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、ゴールドエッグ賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた31戦目は、報知中津特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西川進也騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西川進也騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた34戦目は、阪急高速バス特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は西川進也騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

6歳（2007年）

1月30日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた35戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川進也騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上B3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川進也騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西川進也騎手（10戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた38戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西川進也騎手（11戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた39戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた40戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で茶畑雄誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。