エムオーマジック（2012年生、母エムオーアンジェラ）

エムオーマジック（2012年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋マジック」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエムオーウイナー（当時11歳）と交配したエムオーアンジェラが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は貞広賢治。戦績は、中央平地9戦0勝、地方16戦2勝。主な勝ち鞍は2014年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

5月14日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアクダイカンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月9日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルビー特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月27日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

3歳（2015年）

1月10日、中1週で迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3月14日、中8週で迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

5月17日、中8週で迎えた6戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月28日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月4日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

8月15日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

11月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

4歳（2016年）

1月19日、中8週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のオープンアームに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

2月19日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた14戦目は、定年・還暦・誕生日祝い三ヶ尻精治記念（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、篠崎仁彦勤続30年記念（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた16戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた17戦目は、楽天競馬賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

9月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の一般C3（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた23戦目は、頑張れケンケン生誕祭（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月14日、連闘で迎えた24戦目は、北風賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5歳（2017年）

1月10日、中3週で迎えた25戦目は、一般C3八九（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。