ファストシップ（2014年生、母シャイニングビュー）

ファストシップ（2014年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「速い船」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時18歳）と交配したシャイニングビューが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。主な勝ち鞍は2019年の一般C2七八九。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月2日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたスッチェッソ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月2日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

3歳（2017年）

7月1日、約9か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

9月5日、中4週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスブーツ特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

11月3日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、TOKYOMX賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、彩光賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた10戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、Promise～シナガワにきっと～賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

4歳（2018年）

1月25日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は有年淳騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争心でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

5月9日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた19戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

8月1日、中4週で迎えた20戦目は、アメフェス賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3四五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

8月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は有年淳騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

10月12日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（9戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月6日、中4週で迎えた26戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（10戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のハヤカゼに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2019年）

4月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた27戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のプリームムを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

5月23日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2八九十（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したユイマールを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月12日、中4週で迎えた31戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた32戦目は、ハーレーダビッドソン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた33戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で楢崎功祐騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のララメンテをハナ差振り切って3勝目をつかんだ。

10月17日、中3週で迎えた35戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で楢崎功祐騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。