マリノアーサー（2009年生、母シルクトリニティー）

マリノアーサー（2009年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「家族名より＋アーサー王より。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時14歳）と交配したシルクトリニティーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木明広。戦績は、中央平地6戦0勝、地方31戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月16日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた3戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモスタナーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったエスワンプリンスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた5戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のイグロークに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

3歳（2012年）

1月2日、中2週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4月10日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、伸びてきたスカイライティング決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のミラクルジェムを3/4馬身振り切って優勝

6月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4歳（2013年）

2月17日、約8か月半の休み明けで迎えた11戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、天使のささやき（福山ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月17日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

5月12日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

8月10日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

9月29日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

10月31日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月22日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた17戦目は、るどべきあ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた18戦目は、はぼたん賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた19戦目は、ろうばい賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5歳（2014年）

1月7日、中1週で迎えた20戦目は、なずな賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた21戦目は、サイネリア賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた24戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったノーザンレディーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

4月11日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（8戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったワンダージェニアルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた26戦目は、かすみそう賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5月16日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（10戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

12月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた29戦目は、柿本量平騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6歳（2015年）

1月3日、連闘で迎えた30戦目は、頌春賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本量平騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた31戦目は、早緑月特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柿本量平騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた32戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた33戦目は、チューリップ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿本量平騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた34戦目は、ふたご座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた35戦目は、花まつり特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月2日、中1週で迎えた36戦目は、山口以和騎手を鞍上に迎えて、端午特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた37戦目は、薫風特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。