ピースチェイサー（2009年生、母ラヴァーズチェイス）

ピースチェイサー（2009年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「平和を追い求める人。震災からの復興を祈って」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時11歳）と交配したラヴァーズチェイスが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2九。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

7月21日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。17着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に敗れた。

10月6日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイッセイダイヤに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグッバイグランマに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月23日、中8週で迎えた6戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4歳（2013年）

1月13日、中2週で迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、水沢競馬3月23日スタート（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ステイローズに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中9週で迎えた8戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

8月15日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

10月14日、中5週で迎えた12戦目は、JRA IPAT岩手発売一周年（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（8戦2勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。