チャプター（1993年生、母アローローゼット）

チャプター（1993年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時19歳）と交配したアローローゼットが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地31戦2勝2着2回、中央障害6戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

8月6日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

10月14日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月26日、中2週で迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウォルトンエースに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスプリングウェイに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月16日、連闘で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（6戦1勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

3歳（1996年）

1月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下の若竹賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4月6日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（9戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田面木博公騎手（10戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に終わった。

10月26日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田面木博公騎手（11戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

4歳（1997年）

1月5日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

1月18日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウエスタンランボーを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手に入れた。

5月31日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小野次郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（12戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（13戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（14戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月19日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（15戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

5歳（1998年）

2月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

3月2日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた27戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるドリームマスターにクビ差届かず2着となった。

4月4日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた30戦目は、沙流川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた31戦目は、石狩川特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（10戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のスキーバージョンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（11戦2勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

12月26日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg戻して迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は山本康志騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（1999年）

1月6日、中1週で迎えた34戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。12着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（12戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた36戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた37戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた38戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

5月23日、中2週で迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。13着に敗れた。