ウィニングトリック（2006年生、母アスペンスノー）

ウィニングトリック（2006年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「決め手」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時7歳）と交配したアスペンスノーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月21日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

3歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、シゲルダイセンに半馬身交わされて2着となった。

3月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクリーバレンをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月21日、中1週で迎えた7戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

6月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

12月12日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/不良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4歳（2010年）

1月11日、中3週で迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

1月24日、中1週で迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

1月31日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた17戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

4月18日、中2週で迎えた18戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。