ストロングサルタン（1989年生、母ホクトスイング）

ストロングサルタン（1989年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時6歳）と交配したホクトスイングが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）上山牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

2月2日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ミヒロリージェントに交わされて4馬身差の2着となった。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイネスグローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳500万下の水仙賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

11月1日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた4戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田村正光騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のラッキーコーラスをハナ差振り切って2勝目を挙げた。

12月19日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田村正光騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

4歳（1993年）

1月5日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田村正光騎手（7戦2勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田村正光騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

2月14日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田村正光騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で田村正光騎手（10戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンコウホープを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って3勝目を収める

3月28日、中4週で迎えた12戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で田村正光騎手（11戦3勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた13戦目は、丹沢ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で田村正光騎手（12戦3勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月6日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた16戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず最後はラッキーナグルと並んで7着同着となった。

5歳（1994年）

1月9日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

12月24日、約11か月半の休養明けで迎えた19戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

6歳（1995年）

1月28日、中4週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。