ナチュラルファイン（1988年生、母グァッシュアウト）

Natural Fine

1988.03.08

ナチュラルファイン（1988年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメンデス（当時7歳）と交配したグァッシュアウトが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は北俣 牧夫。戦績は、中央平地12戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の西湖特別(500万下)。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

3月3日、デビュー戦は郷原洋行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月30日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

8月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトヨサンホープに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の里見特別（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月13日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のメルヘンマジョを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月2日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたブラウンビートル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月16日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の初冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

4歳（1992年）

8月2日、約8か月半の休み明けで迎えた9戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったワカサファイヤーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

8月16日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月18日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。