ハイパーディライト（2001年生、母サイエダティ）

ハイパーディライト（2001年5月6日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。馬名の意味は「最高の喜び」。毛色は鹿毛。種牡馬のSilver Hawk（当時22歳）と交配したサイエダティが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の山桜賞(500万下)。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月1日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、ヴリルに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

2月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマヤノリバティに8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月27日、中2週で迎えた4戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でしぶとく粘り込んで、最後は2着のロードスフィーダに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

5歳（2006年）

1月23日、約22か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に敗れた。

5月7日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。