デナリー（1998年生、母ビャクエイイッキ）

デナリー（1998年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のビソウエルシド（当時13歳）と交配したビャクエイイッキが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーヒルファーム。戦績は、地方30戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年のアラ系3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山口正幸から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、石川県馬主協会によって262.5万円で落札された。

南昭造厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2000年）

8月8日、デビュー戦は加藤和義騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は421kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミズホテツノオーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のガーネット特別（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月15日、中0週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和義騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和義騎手（7戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和義騎手（8戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のグランドキャップをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月12日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のガーネット特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和義騎手（9戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

3歳（2001年）

4月7日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で加藤和義騎手（10戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた12戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた13戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月9日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（12戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた18戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエルシドブルーを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

7月22日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（13戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（14戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハヤテライリュウを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（15戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（16戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（17戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた25戦目は、松下裕樹騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた26戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松下裕樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松下裕樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた28戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松下裕樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るチョウヨーテンザンを上がり0位の末脚で半馬身差し切って制した。

12月8日、中3週で迎えた29戦目は、波の花賞（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で松下裕樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

4歳（2002年）

1月4日、中3週で迎えた30戦目は、アラ系一般C2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松下裕樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。