キオイタチバナ（1987年生、母テイギニー）

Kioi Tachibana

1987.03.07

キオイタチバナ（1987年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のハバツト（当時16歳）と交配したテイギニーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地15戦1勝。主な勝ち鞍は1989年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

石栗龍雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

6月18日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

7月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8月12日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベストファミリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月16日、中2週で迎えた5戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳400万下のサフラン賞（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

12月16日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3歳（1990年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定4歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた11戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（9戦1勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（10戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

10月28日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。