フィールドミラクル（2002年生、母フィールドブーケ）

フィールドミラクル（2002年5月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋奇跡」。毛色は芦毛。種牡馬のフィールドボンバー（当時11歳）と交配したフィールドブーケが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は青森県、生産者は益田牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月14日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3歳（2005年）

1月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月2日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

5月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6月18日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したトーホウフウジンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

7月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったキャラットに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のナンヨーワルツに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月20日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4歳（2006年）

4月12日、約8か月の休養明けで迎えた17戦目は、加古川特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月18日、中4週で迎えた18戦目は、初夏特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月6日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

11月8日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、安房峠特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた25戦目は、JA岐阜南農業まつり特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月13日、中2週で迎えた26戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、初雪特別（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた27戦目は、大晦日特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（2戦0勝）。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

5歳（2007年）

1月10日、中0週で迎えた28戦目は、新春特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた29戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。