ナイスヘイロー（2009年生、母ナイストップクイン）

ナイスヘイロー（2009年3月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「素晴らしい＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時14歳）と交配したナイストップクインが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は野表俊一。戦績は、中央平地12戦1勝、地方2戦0勝。2011年の函館2歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

6月25日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルアダマスに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月24日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、ダームドゥラックに半馬身交わされて2位に入線したが、その後11着に降着となった。

8月7日、中1週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

11月12日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3歳（2012年）

1月28日、中6週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

6月10日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武英智騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

8月19日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武英智騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず最後はモリトブイコールと並んで7着同着となった。

4歳（2013年）

1月27日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

3月17日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

5月19日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた13戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ポートサイド賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

7月29日、中4週で迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず16着に終わった。