キクノマーチ（1997年生、母フユノマーチ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、信田光男から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、佐賀県馬主会によって262.5万円で落札された。

草野巧厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1999年）

5月29日、デビュー戦は土井道隆騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のササヒツトをクビ差振り切って初白星を挙げた。

6月19日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で土井道隆騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のランヤドリームを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月20日、中3週で迎えた3戦目は、安楽成秀騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キタノバーニに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月15日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安楽成秀騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安楽成秀騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安楽成秀騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

11月28日、中6週で迎えた7戦目は、若林利道騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

3歳（2000年）

6月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシゲノコマチをクビ差振り切って久々の一戦を物にした。

6月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた11戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のユーシュンライデンをクビ差振り切って4勝目を奪取した。