サクラヒメ（2021年生、母ヴィオレッタ）

サクラヒメ（2021年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「桜姫。本馬の誕生花、兄名、母系の椿姫より。華々しい活躍を願って」。毛色は栗毛。種牡馬のThunder Snow（当時7歳）と交配したヴィオレッタが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は奥山牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の笠松けいば金曜日ライブ配信中。

経歴

デビュー前

1歳のとき、奥山ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、YGGオーナーズクラブによって572万円で落札された。

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

6月24日、デビュー戦は石田拓郎騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー函館（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、かなりのハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

10月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石田拓郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の2歳未勝利（新潟芝1000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石田拓郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。17着に終わった。

12月16日、中7週で迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

3歳（2024年）

2月17日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石田拓郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた7戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ヴィレーラに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラダリルに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったトチノホマレに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月30日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のヒロインカップ（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の木瓜賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のタイセイクエストに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の木苺特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の日本ライン特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた14戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の夏空特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の月下美人特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月10日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

10月20日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた17戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、安心・安全のおいしさ、佐賀牛杯（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。